PBR社 第1回研修|共通パートのご提案(AI市場の現在地 15分/安全に使うための設定 30分)
この資料について :藤田さんのキャリアビジョン研修(第1回・全部署合同・10/7)に組み込む2つのパートについて、進め方のご提案をまとめたものです。当日の台本ではありません。
使い方 :使えるところだけ使っていただければ十分です。スライド1枚を1項目にしてあるので、スライドの順に読み進められます。
数字と出典について :数字はすべて出典付きで言える形にしてあります。数字を間違えるより、出典を言える方が信頼されると思います。
そのまま使える部分 :「💬 そのまま使えるフレーズ」「🖱 進行の声かけ例」「⚠️ 注意点」は、原文のまま使えるように残してあります。「🗣 話し方の案」は、何をどの順で話すかの案です。ご自身の言葉に置き換えてください。
質問対応の欄 :「🔎 鋭い質問が来たら」は、リテラシーの高い受講者(役員・部長クラス)から質問が出たときの返し方の例です。読み上げる必要はありません。
ご提案の骨子 :パートAは「事実と数字で差が開くことを見せて、最後は前向きに返す」流れを提案します。パートBは「その場で設定を変えてもらい、安心して使える状態で帰す」流れを提案します。
全体のトーン :煽って終わらない、使えない人を責めない、「使わないことが一番のリスク」で締める、の3点がおすすめです。
構成の考え方 :スライド1枚につき、スライド案・話し方の案・そのまま使えるフレーズをセットにしています。
前提(9/30の打ち合わせより) :全部署合同の1回開催(22名・役員3名を含む)です。藤田さんに通しでお話しいただく前提です。全員がPCを持参します。Claude Team と ChatGPT Business(旧Team)は契約・配布済みです。実演パートは別途です。人事制度の話はしません(PBR社と未合意のため)。
キャリアビジョン研修への組み込み案(仮・藤田さんの構成資料が届いたら調整)
案1(推奨):冒頭に市場、中盤に設定
時間 内容 担当パート ねらい
0:00–0:05 オープニング・研修全体の流れ・今日のゴール 藤田さん既存 —
0:05–0:20 パートA:AI市場の現在地(15分) 本資料 A01–A08 「なぜ今やるのか」を腹落ちさせてからキャリアの話に入る
0:20–1:05 キャリアビジョン研修 前半(自己分析・強みの言語化) 藤田さん既存 —
1:05–1:10 休憩(5分)。休憩中に全員PCを開き、Claude と ChatGPT にログインしておく — 設定パートの立ち上がりを速くする
1:10–1:40 パートB:安全に使うための設定(30分) 本資料 B01–B15 手を動かす時間を中盤に置いて集中力を戻す
1:40–2:00 キャリアビジョン研修 後半(強みを社内でどう活かすか・行動計画・まとめ) 藤田さん既存 「安全に使える状態」を手に入れた直後なので、AIを使う行動計画が書きやすい
案2:冒頭45分でA→Bを連続
時間 内容
0:00–0:05 オープニング
0:05–0:20 パートA
0:20–0:50 パートB
0:50–1:00 休憩
1:00–2:00 キャリアビジョン研修(60分)
案1をおすすめする理由 :パートBには5分×2回の作業があります。冒頭から45分連続だと、受講者が座学で疲れたまま作業に入ってしまいます。休憩明けに作業を置くと、休憩中のログイン準備で立ち上がりが速くなります。設定を終えた直後に「AIを使う行動計画」を書けるので、キャリアの後半ともつながります。
案2を選ぶ場合 :キャリアビジョン研修を一体で60分とりたいときの案です。この場合は、開始前かオープニング中(0:00–0:05)に、全員のログイン確認を済ませておくことをおすすめします。
PBR社の管理者に事前にお願いしたいこと(研修前日まで)
当日は受講者側の設定だけを扱う想定です。次の項目は、管理者(Owner)の方に事前に済ませておいてもらうのが安全です。済んでいないものは B14 で案内し、研修後に推進担当と一緒に進める形をご提案します。この節は、管理者の方にそのまま転送できるよう、設定手順として簡潔に書いています。
Claude Team(Owner/Primary Owner)
Organization settings > Identity and access > Domains:許可メールドメインを会社ドメインのみにする
Organization settings > Data and privacy > Sharing:「Share projects」「Public projects」を方針に合わせる(機密を扱う部署があるなら Public projects はオフ)
Organization settings > Artifacts:「External sharing」(リンクを知る誰でも閲覧)をオフ。必要な個別Artifactだけ例外で許可 【要実機確認:デフォルト値】
Organization settings > Connectors:業務で使うコネクタ(AIと外部サービスをつなぐ機能)だけ「Browse connectors」から有効化。各コネクタの Tool permissions で、書き込み系は「Needs approval」。カスタムMCP(AIと外部ツールをつなぐ共通規格)は承認済みのみ追加
Organization settings > Capabilities:メモリ・Web検索の可否を決める(Teamのメモリはメンバー各自のオプトイン制)
Organization settings > Data and Privacy:「Rate chats」(👍👎フィードバック)の方針を決める。オンのまま運用するなら「機密チャットで👍👎を押さない」を周知 【要実機確認:デフォルト値】
退職・異動時の手順:Members > ⋮ > Remove from team を即日。必要なら Primary Owner が Data and privacy > Export Data
SSO(SAML/OIDC。1回のログインで複数サービスに入れる仕組み)を設定できるIdP(ログインを一元管理するサービス)があれば設定し、「Require SSO for Claude」をオン。Claude本体には2段階認証がないため、MFAはIdP側(Googleアカウント等)で担保する
ChatGPT Business(Owner)
Workspace settings > Identity & access > Identity & provisioning:会社ドメインを検証。「Allow External Domain Invites」は原則オフ 【要実機確認:デフォルト値】
Admin > Plugins(旧Apps):Businessはアプリ(Google Drive連携など)が既定でオン 。使わないものはオフにする。Workspace settings > General > Settings > 「Plugin permissions」を「Always ask」か「Allow read actions」にする 【要実機確認:デフォルト値】
Workspace settings > Permissions & roles:Codex・Workspace Agents・メモリ関連の可否を決める 【要実機確認:画面名】
GPTの公開範囲:公開リンク(Anyone with the link)・GPT Store 公開を許可しない方針にする 【要実機確認:Business固有の管理画面名】
Workspace settings > Members:Owner は最小限(2名程度)。退職時は ••• > Remove member
MFA は組織で強制できない(公式ヘルプに明記)。当日に受講者全員でオンにする(B08)
SSO を設定できるIdPがあれば設定し、MFAはIdP側で強制する
周知しておくとよいこと(両ツール共通)
Team/Business は契約上、入力内容がAIの学習に使われない(設定不要)
監査ログ・カスタム保持期間・SCIM(アカウントの自動管理の仕組み)・データエクスポート(ChatGPT)は Enterprise 限定。Team/Business では使えない
ChatGPT Business の共有リンクは「ワークスペース外からは見えない」が、組織で機能自体をオフにはできない。本人が不要なリンクを削除する運用がおすすめ
パートA|AI市場の現在地(15分・スライド1枚=1項目)
A01 A02 A03 A04 A05 A06 A07 A08
スライドに載せる内容
見出し:「AIで、何が起きているか」
15分でやること:①いま起きていること ②お金の動き ③日本の現在地 ④会社の差 ⑤人の差 ⑥数年後 ⑦だから今日
「最初に少し、怖い話をします。最後は前向きに終わります」
🗣 話し方の案
キャリアの話に入る前に、15分だけ外の世界の話をする、という位置づけで始めると入りやすいと思います
話の中身は、AIで何が起きているか、そして使える人と使えない人、使える会社と使えない会社の差がどう開いているか、の2点です
数字はすべて出典付きです。「〇〇年〇月の〇〇の調査」と言えるものだけに絞っています
最後は「だから今日この研修をやる」に着地する流れです。怖がらせて終わらないようにしています
💬 そのまま使えるフレーズ
「最初に少し怖い話をします。でも、最後は前向きに終わります」
A02 0:01–0:03 2026年、何が起きているか
スライドに載せる内容
3つの変化(日付付き)
AIが「答える」から「仕事を終わらせる」へ:AIエージェントが実際の業務タスクを完了できる割合 20%(2025年)→77.3%(2026年) (Stanford AI Index 2026、2026年4月)
2026年7月 ChatGPT Work:目標を伝えると、連携アプリを横断して調べ、完成したスプレッドシート・スライド・文書を返す(OpenAI発表)【⚠️2次確認】
2026年9月 Claude Opus 5.5:PC操作の標準テスト(OSWorld 2.1)で 81.8% 。人がマウスでやる作業をAIが代わりにできる水準(Anthropic公式)
生成AIは登場3年で世界人口の 53% に普及(PC・インターネットより速い)
🗣 話し方の案
まず「2024年までのAIは、質問すると答える道具だった」と話します。次に「2026年のAIは、仕事を頼むと終わらせて返してくる段階に入った」と続けると、変化が伝わりやすいと思います
根拠として、Stanfordの指標を使います。AIエージェント(自分で作業を進めるAI)が実際の業務タスクを完了できる割合が、1年で20%から77%に上がりました。「去年『使えない』と思った人の判断は、今年はもう古い」と添えるのがおすすめです
ChatGPT Work や Claude の新モデルは、スプレッドシートを作る、資料を作る、PCを操作する、といった作業を代わりにやります。「議事録を作って」の次は「議事録から提案書を作って、送付準備まで」になる、という例が身近です
普及の速さも伝えると効果的です。3年で世界人口の半分が触っています。PCもインターネットも、この速さでは広がりませんでした
💬 そのまま使えるフレーズ
「去年"AIは使えない"と思った人の判断は、今年はもう古くなっています。1年で、頼んだ仕事を終わらせられる割合が20%から77%になりました」
⚠️ 注意点
ChatGPT Work(2026年7月)とGPT-6(2026年9月)はOpenAI公式ページが取得できず、報道ベースの2次確認です。話すときは「報道によると」と添えると安全です。Claude Opus 5.5(2026年9月22日)とStanfordの数字は、公式で確認済みです
製品名・モデル名を細かく言う必要はありません。「AIが仕事を終わらせる段階に入った」が伝われば十分です
スライドに載せる内容
世界の企業AI投資(2025年):5,817億ドル、前年比+130% (Stanford AI Index 2026、2026年4月)
世界のAI支出(2026年予測):2.67兆ドル、前年比+49.5% (Gartner、2026年9月。年内に3回上方修正)【⚠️2次確認】
米国の民間AI投資 2,859億ドル vs 中国 124億ドル(Stanford)
AIの利用コスト:GPT-3.5相当の性能を使う推論コストが2年で 280分の1 に(Stanford AI Index 2025)【⚠️2次確認】
🗣 話し方の案
最初に「世界の企業は、AIに2025年だけで約5,800億ドル、日本円で80兆円以上を投じた」と話します。前の年の2.3倍です。バブルと言う人もいますが、お金の流れはこの方向で確定している、と続けるのがおすすめです
次に、AIを使う側のコストの話です。Stanfordの集計では、GPT-3.5相当の性能を使う推論コストが2年で280分の1になりました。報道ベースの数字なので、「Stanfordの集計によると」と添えると安全です
そこから「大企業しか使えない時代は終わり、個人や中小企業でも最先端に手が届く」とつなげると、聞き手が自分ごとにしやすいと思います
最後に、お金を出す側は桁違いに増え、使う側のコストは桁違いに下がった、と2つを並べます。「だから差がつくのは、使うかどうかだけになった」と締める流れがおすすめです
💬 そのまま使えるフレーズ
「投資は2.3倍、使うコストは桁違いに下がった。だから差がつくのは、使うかどうかだけです」
スライドに載せる内容
個人の生成AI利用経験:日本26.7% vs 米国68.8%/中国81.2%/ドイツ59.2% (総務省 情報通信白書 令和7年版、2025年7月)
企業の生成AI活用方針あり:日本49.7% vs 米国84.8%/中国92.8%/ドイツ76.4%(同)
国内企業の生成AI活用率:34.5% (大企業46.5%/中小32.4%/小規模28.0%)(帝国データバンク、2026年5月)
政府の改定AI基本計画(2026年7月14日閣議決定):「2025年までの間は、成長する各国との利用率や民間投資の差はむしろ拡大した 」と政府自身が明記
🗣 話し方の案
まず個人の数字です。日本の個人の生成AI利用率は26.7%です。1年で3倍に伸びましたが、それでも米国の4割、中国の3分の1にとどまります
次に企業です。「活用方針がある」企業は、日本では半分です。米国・中国は8〜9割です
国もこれを認めています。2026年7月の政府のAI基本計画に「各国との差はむしろ拡大した」と書かれています。政府が公式文書で「負けている」と書くのは珍しい、と添えると印象に残ると思います
最後に見方を変えます。日本では、利用経験のある人がまだ約4人に1人、業務で活用している企業が約3社に1社です(帝国データバンク)。つまり、これから経験を積む人・会社の方が多数派で、先に始めるほど経験の差がつきます。PBR社は今日この研修をやっている時点で、先に始める側にいます、とつなげるのがおすすめです
💬 そのまま使えるフレーズ
「日本の個人利用率は26.7%。中国の3分の1です。裏返すと、日本ではまだ4人に3人が使ったことがない。先に始めた分だけ、経験の差がつきます」
A05 0:07–0:09 使える会社と使えない会社の差
スライドに載せる内容
「入れた」と「使えた」は違う
国内で生成AIを導入した企業は1年で 22.6%→44.0% に倍増。しかし「売上や利益が向上した」は 3.9% (IPA DX動向2026、2026年7月)
日本の大企業は87%が生成AIを使っているのに、「期待を大きく上回る効果」は 9% 。米国38%、6カ国中最下位(PwC Japan、2026年6月)
差を作っているのは「仕事のやり方を変えたか」
AIで高い成果を出している企業は 6% 。その 73% が業務フローを根本から設計し直した。他の企業は25%(McKinsey State of AI 2026、2026年8月)【⚠️2次確認】
中小企業で「成長に向けたAI活用」に取り組んだ企業の付加価値増加率 23.0% vs 取り組んでいない企業 17.9% (2026年版 中小企業白書)
🗣 話し方の案
最初に「導入率は倍になったのに、『売上や利益が向上した』と答えた会社は3.9%」と話します。導入率と、売上・利益の向上を実感したという回答は別の指標です。契約するだけでなく、業務でどう成果につなげるかが問われている、と続けるのがおすすめです
次に大企業の数字です。日本の大企業は87%が使っていますが、「期待を大きく上回る効果」があったのは9%です。米国は38%です。「使っているかどうかではなく、使い方で差がついている」とまとめると伝わりやすいと思います
成果が出ている6%の会社の共通点は、AIを「足した」のではなく、仕事の流れを「作り直した」ことです。例を1つ添えると伝わりやすいです。「メールの返信をAIに手伝わせる」が足す使い方。「問い合わせが来たら、分類→回答案→人が確認→送信、の流れ自体をAI前提で組み直す」が作り直す使い方です
最後に研修へつなげます。この研修が部署別・業務起点で組まれているのはそのためです。ツールの使い方講座ではなく、自分の業務の流れを作り直す研修だと伝えるのがおすすめです
💬 そのまま使えるフレーズ
「導入した会社は1年で倍になりました。でも、売上や利益が向上したと答えた会社は3.9%です。差は"入れたか"ではなく"仕事のやり方を変えたか"です」
スライドに載せる内容
AIスキルがある人の賃金は 62%高い (前年57%)。AIスキルを求める求人は +69% 、求人全体は+9%(PwC Global AI Jobs Barometer 2026、2026年6月)【⚠️2次確認】
AIの影響を受けやすい(AI曝露度の高い)産業の企業は人員も増えている(+52% vs +36%)。「AIで雇用が減る」が一律に起きているわけではない(同)
伸び幅が大きいのは初心者:コールセンター5,179人の実験で、生成AI支援により生産性 +14% 、新人は +34% 、熟練者はほぼ変化なし(Brynjolfsson他、Stanford/NBER)
専門職の文章作成:所要時間 −40% 、品質 +18% (Noy & Zhang, Science 2023)
🗣 話し方の案
会社の差の次は、個人の差として話すと流れが自然です。AIスキルがある人の給料は、ない人より62%高いです。去年57%だったのが今年62%なので、差は広がっています
求人も同じです。AIスキルを求める求人は、1年で69%増えました。求人全体は9%なので、約8倍の速さです
ここで大事なのは、AIの影響を受けやすい産業の企業が、人を減らさず、むしろ増やしている点です。「AIに仕事を奪われる」が一律に起きているわけではなく、「AIスキルがある人が選ばれる」が先に起きている、と話すと不安を煽りすぎないと思います
もう1つ、希望のある話を添えます。一番伸びるのは初心者です。コールセンターの実験で、新人は生産性が34%上がり、ベテランはほぼ変わりませんでした。「自分はAIに詳しくない」と思っている人ほど、この研修で一番伸びる、とつなげるのがおすすめです
💬 そのまま使えるフレーズ
「AIを使える人の給料は62%高い。そして一番伸びるのは、今"詳しくない"と思っている人です」
🔎 鋭い質問が来たら(2件)
「日本でも賃金プレミアムはある?」 → 「日本単独の信頼できる調査は見つかっていません。PwCの数字は27カ国・求人10億件超のグローバル値です」
「AIで仕事がなくなるのでは?」 → 「業種による差はあります。PwCの調査では、AIの影響を受けやすい産業の企業ほど人員を増やしています。ただ、この統計だけでは個人の雇用への影響は判断できません。確かなのは、AIスキルのある人の賃金と求人が伸びていることです」
スライドに載せる内容
1人でできる仕事の量が変わる
パナソニック コネクト:生成AIで 2025年度 78.8万時間削減、前年の2倍 。社員の使い方が「聞く」から「頼む」に変わって、1回あたりの削減時間が伸びた(2026年7月プレス)
現場社員の 42%が週1日分以上 の時間を節約。しかし 66%は浮いた時間の使い方を指示されていない (BCG AI at Work 2026、2026年6月)
AIを全社の仕事の流れに組み込んだ会社(Microsoftが「Frontier Firm」と分類した企業)の社員:「会社が成長している」と答える社員 71% vs 世界平均 39% 。「AIに仕事を奪われる不安」21% vs 43%(Microsoft Work Trend Index 2025)
2026年版 中小企業白書:「中小企業こそ、人手不足を乗り越えて大企業を追い抜くチャンス」
🗣 話し方の案
「数年後」は、今の数字を延ばして考える形で話すと無理がありません。パナソニック コネクトは、全社の年間削減時間が1年で前年の約2倍になりました。同社は、利用の仕方が「AIに聞く」から「AIに頼む」へ変わったことも報告しています。使い方が変わると、同じツールでも効果が変わる例として紹介できます
これが2年・3年続くと、1人で以前の何倍もの仕事をする人と、以前と同じ仕事をしている人に分かれます。会社単位でも同じです。「100人で回している仕事を10人で回す会社が出てくる」と話すと分かりやすいです。そうなると、人を増やして追いつく、では追いつけません
一方で、AIを組織的に使う会社の社員は、不安が少ないという数字があります。Microsoftは、AIを全社の仕事の流れに組み込んだ企業を「Frontier Firm」と分類しています。その企業では「会社が成長している」と答える社員が71%です。世界平均は39%です。危機感を持つべきなのは、使っている人ではなく、使っていない人だと伝えるのがおすすめです
最後に白書の言葉を引きます。中小企業こそ追い抜くチャンスです。大企業はセキュリティ部門との調整に半年かかることがあります。PBR社は今日から全員で使い始められます、とつなげると前向きに終われると思います
💬 そのまま使えるフレーズ
「人を増やして追いつく、では追いつけない差が開きます。でも、AIを仕事の流れに組み込んだ会社の社員は、不安がむしろ少ない」
⚠️ 注意点
「100人で回している仕事を10人で」は見立てであり、特定の調査数字ではありません。「〜という会社が出てくる」と、見立てとして話すのが安全です
人事制度・評価・給与の話には入らないことをおすすめします(PBR社と未合意のため)
A08 0:13–0:15 だからこの研修(前向きに返す)
スライドに載せる内容
ここまでの話を3行で
投資は2.3倍、使うコストは大きく下がった(Stanfordの集計で280分の1【⚠️2次確認】 )。差は「使うかどうか」
導入企業は倍増したが、「売上や利益が向上した」との回答は3.9%。成果を出している会社は、仕事の流れを作り直している
一番伸びるのは初心者(+34%)
この研修でやること
部署別・業務起点で、自分の仕事の流れをAI前提で作り直す(6回・12時間)
研修中からテスト→課題→共有→ランキングで「使い続ける」仕組みを回す
研修後も続く:手順書・引継ぎマニュアル・90日改善計画
「今日の後半で、安心して使うための線引きを全員でやります」:①業務は法人アカウントだけ ②設定を自分の手で変える ③入力可否ルール 🟢🟡🔴 で迷わない
🗣 話し方の案
ここまでの怖い話を、3つにまとめて返す流れがおすすめです。お金と技術は確定した方向に動いている。入れるだけでは効果が出ない。でも、一番伸びるのは今から始める人です
次に、この研修の位置づけを話します。ツールの使い方講座ではなく、自分の部署の、自分の業務の流れを、AI前提で組み直す研修です。それを6回かけてやります
「研修をやった、楽しかった、明日から元に戻る」を避ける仕組みも紹介します。毎回テストと課題があり、共有とランキングがあります。研修が終わるときには、手順書と90日計画が手元に残ります
この後のキャリアの時間で、自分の強みをどう活かすかを考えます。「その強みをAIで何倍にするか」が今回の研修全体のテーマだと、つなげておくと後半に入りやすいと思います
最後に、使うには線引きが要る、と話します。PBR社は顧客の資産と本人確認情報を預かる会社です。だから後半で3つやります。法人アカウントに揃える、設定を自分の手で変える、入力可否ルールで迷わないようにする、の3つです。全員で設定を変えて、安心して使える状態を作る、と予告しておくのがおすすめです
💬 そのまま使えるフレーズ
「差は"使うかどうか"と"仕事のやり方を変えたか"。そして一番伸びるのは、今日から始める人です」
想定Q&A(受講者から出そうな質問と返し方)
質問 返し方
Team/Business なら何を入れても大丈夫? 学習には使われませんが、AI会社のサーバーには送られます。障害・不正アクセス・委託先管理の責任は残るので、🔴は法人版でも入れません
会社の管理者は自分のチャットを読める? Claude Team:管理者がチャットを閲覧する機能はありません(Primary Owner の組織データエクスポートには含まれます)。ChatGPT Business:管理者は利用状況を見られますが会話本文は見られません。いずれも「会社のデータ」という前提で使ってください
退職したら自分のチャットはどうなる? 管理者がアカウントを停止します。Claude は残メンバーから見えなくなりエクスポートには残る、ChatGPT Business は無期限保持で再追加時に復元。個人の履歴ではなく会社の資産です
Gemini は Workspace に入っているから使っていい? 会社契約なので禁止ではありません。学習に使われない設定と利用条件を確認して、指定責任者の承認を得てからです
公式のMCP・コネクタならつないでいい? Claude は管理者が組織で有効化したものだけ表示されます。ChatGPT Business はアプリ連携が既定でオンなので、表示されていても会社として承認済みとは限りません。いずれも B10 の表と推進担当の承認範囲を確認してから接続。公式でないものは接続しません
API を直接使えば安全? API も学習不使用です。ただしAPIキーの管理(🔴)とコードの中に顧客データを置かない設計が別途必要です
スマホのアプリで使っていい? 会社アカウントでログインしていればOK。個人アカウントと切り替え間違いに注意。共有PCや私物スマホでは使い終わったらログアウト
社長や部長が Claude Code/Codex でアプリを作っているが、ルールは? 今日のルールは共通です。加えて、コードや環境変数に顧客データ・鍵を置かない、本番データでテストしない、の2つを別途決めます
「入れてしまったかも」のとき、チャットを消せば大丈夫? チャット本文は原則30日以内にサーバーから削除されます(両社公式)。ただし添付したファイル(ChatGPT の Library)や、👍👎を押した会話、規約違反と判定された会話は別に保持されることがあります。消したうえで必ず報告し、何を入れたか(本文・ファイル・👍👎の有無)を一緒に確認します
Enterprise にすべき? 監査ログ・保持期間指定・SCIM が必要になったら。今は Team/Business で学習不使用と管理者統制は担保されています
🧯 うまくいかないときのフォールバック
ログインできない人が多い → B07 の前に3分とると安心です。ログインできない人は、隣の人の画面を見ながら「項目を知る」だけで十分です。設定は当日中に各自で完了してもらい、翌日までに推進担当へ「完了」と連絡してもらいます
画面の表示が藤田さんの画面と違う(日本語UI・バージョン差) → 「名前は違っても場所は同じ」と伝えるのがおすすめです。項目名ではなく、Settings の中の「Memory」「Privacy」「Security」といった見出しで探してもらいます
MFA の認証アプリが入っていない → Passkey(スマホの顔認証・指紋)で代替するのがおすすめです。それも難しい人は、SMS で一旦オンにして、後日 Authenticator に変更してもらいます
個人アカウントしか持っていない人がいた(会社アカウントが未配布) → その人は、今日は設定を見るだけで十分です。配布後に同じチェックリストで実施してもらいます。B09 の移行手順も渡しておくと安心です
「もう個人アカウントを会社に移行しちゃった」人 → 問題ありません。移行後の組織側で B07/B08 をやってもらいます
質問が多くて押している → 「時間が押したときの削り方(パートB)」に沿って調整するのがおすすめです。B07・B08 の作業時間は削らず、項目数を4つに絞ります
PBR社の管理者設定が全く済んでいないと判明 → 受講者側の設定(B07・B08)はそのまま進められます。管理者項目は「今週中に推進担当と確認」と B14 で明言し、研修後に管理者向けの項目(本資料の「PBR社の管理者に事前にお願いしたいこと」)を渡す流れがおすすめです
出典一覧
セキュリティ・設定(公式ヘルプ、2026年10月1日確認)
法令・監督官庁
事故事例
統計
AI市場(パートA)
参考(研修運営側の資料)